雪国の長い冬がようやく終わりを告げ、春の訪れとともに、庭に少しずつ緑が戻ってくるこの季節。桜の開花と共に、庭仕事再開です。
まずは手始めに、エリゲロン(源平小菊)の手入れをしていきます。
エリゲロンのお手入れタイミングは、年に春と梅雨明けのたったの2回。
まずは春先のお手入れをして、スタートダッシュを決めましょう!
この記事では、剪定のベストタイミングと方法を、私の庭の写真とともに、わかりやすくご紹介します。
エリゲロンってどんな植物?
エリゲロンは、小さなデイジーのような花を株いっぱいに咲かせる可愛らしい多年草です。
咲き始めは白色の花が、咲き進むにつれてピンク色に変化していきます。
一株で白とピンク色の花が混ざり合うように咲く姿が特徴的です。
開花時期がとても長く、春から秋遅くまで咲き続けます。
細い茎が広がるように伸び、ふわふわと風に揺らぐ軽やかな姿が印象的です。
暑さ・寒さ・乾燥に強く、まことに強健ですが、放置しっぱなしでは花つきが悪くなったり、蒸れて弱ってしまったりすることも。
ふわっと優しげな姿に育つよう、春先のお手入れがとても大切です。
春のお手入れ|まずは剪定がカギ
剪定前 ― 冬越しの姿

冬の間に伸びた茎が枯れ、全体的に茶色っぽくなっています。しかも、雪の重みで押しつぶされマット状態です。
でも隙間からよ〜く見てみると、すでに新芽が顔を出しています。
この新芽が元気に育つように、古い茎を思い切ってカットしていきます。
剪定時期の目安は、桜の咲く頃です。
私が編み出した効率の良い剪定方法があります!
詳しいやり方はこちらの記事をご覧ください。【晩夏】エリゲロン(源平菊)のサマーカット
剪定後 ― 風通しよくスッキリ

枯れ枝をカットしてあげることで、株元までしっかり光と風が届くようになります。
こうすることで、新芽の成長が一気に加速。
- 地面から5〜10cmほどの高さを目安にカット
- 中に紛れ込んでいる雑草等を取り除く
- カットした枯れ枝を取り除いてきれいにする
剪定数日後 ―後日、投稿します

剪定から数日後の様子は後ほどアップします。おまちください。
剪定後におすすめのケア
☀️ 日当たり・風通しを確保
できるだけ日当たりのよい場所で育てましょう。蒸れに弱いため、風通しも大切です。
混みすぎている場合は、株分けや植え替えをして株間を確保します。
💧 水やりは控えめに
春先はまだ涼しく、過湿になりやすいので、地植えの場合、切り戻し剪定後の水やりは不要です。
鉢植えで育てている場合や、極端に土が乾いてしまう環境の場合のみ、乾き具合を見ながら水をあげる程度で十分です。
🌿 追肥で元気アップ
剪定後の株の周りに、私の庭では草堆肥をあげています。もちろん市販の有機肥料や化成肥料でも代用可能です。成長の勢いも増し、花つきがよくなります。
まとめ|春のお手入れで、エリゲロンはもっと咲く
エリゲロンは、ほんのわずかな手間をかけるだけで、年々美しく育ってくれる頼もしいお花です。
特に春先の剪定やお手入れは、花つきをよくし、株をふんわりと元気に育てるための大切なひと手間になります。
この季節に少しだけ時間をかけてあげることで、お庭のエリゲロンがいっそう華やかに咲き誇り、毎日の暮らしにやさしい彩りを添えてくれます。
この春も、エリゲロンとともにガーデニングのスタートを切ってみませんか。