洋種ヤマゴボウにたくさんの実がつきました
まるでシャンデリア
今年も洋種ヤマゴボウが艶やかな実を付けてくれました。
長めのぶどうの房のような実がたくさん下がっています。
その姿はまるでシャンデリアのようです。
植えた覚えのないものが鎮座
我が家の庭にやってきたのは家を建ててすぐです。
どうやら家の周りに敷いてもらった山砂の中に種が混ざっていたようです。
普段はあまり行かない家の西側の給湯器のそばに生えてきました。
気付いたのは建ててから2年後。
お風呂場の窓から大きく成長した姿を見つけた時でした。
植えた覚えのない植物が窓から覗いています。
これぞ自然の目隠し
年を追うごとにその姿はどんどん逞しくなり、お風呂場の窓を覆い尽くしてくれるまでになりました。
おかげで外からの視線がだいぶ遮られています。
午前中の庭仕事を終え、昼食前に窓を開放して浴びるシャワーはなんと気持ちが良いのでしょう。
育て方は放任主義
生育中は施肥も何もしていなく完全放任です。
霜が降ると葉っぱがダメになるので、そのタイミングで根元から切り倒します。
剪定ばさみでは太刀打ちできないので、ノコギリを持ち出しての作業です。
斬り倒す前に紫の実をぶどう狩りのように回収しておくことをおすすめします。
勢いよく切り倒すと実が散らばってしまって辺りを汚してしまうのと、散らばった種の発芽率が半端ないからです。
発芽したばかりの芽は簡単に抜くことができるのですが、少し大きくなってしまうと途端に容易には抜けなくなってしまいます。
大きく成長すると風の強い日にあおられて、根元から折れて倒れてしまうことがあります。
そうなると折れてしまったものは処分するしかありません。
添え木や支柱では頭のほうが重すぎてなかなか支えきれないです。
一見、何もなくなってしまったように見えても次の春には何事もなかったかのようにまた出てくるので心配いりません。
美味しそう!でも毒あり
子どもが小さい頃は「ママ見て!ぶどうジュースだよ!」とおままごとをして遊んでいました。
とても色鮮やかでまるで濃厚な山ぶどうジュースのようです。
でも要注意。このジュースは飲んではいけません。美味しそうですが毒ありです。
お楽しみポイント
生花で色の対比を愛でる
実の成る時期に母が好んで生けてくれます。
茎が赤く花は白、実は艶やかな紫で、そして実の部分の軸はショッキングピンクと色鮮やかです。
他の花材を入れなくても涼しげながら存在感がありありです。
ただ壁や床、服などに実の色が付くと取れなくなってしまうのでくれぐれもご注意ください。
何度も言いますが、実に毒があることだけはお忘れなく。