【図鑑】唐胡麻

我が家の植物図鑑

巨大過ぎる銅葉トウゴマ

今年のトウゴマは例年以上に立派に成長しました。まだまだ成長中ですが既に2メートルを超えています。

トウゴマの全体写真

どのくらいの大きさまで成長するのかは、発芽の時期や土の質、栄養分、混み具合等、条件によってかなり異なるようで、我が家の庭の中でも大小様々な成長具合が見受けられます。小さなものは60センチほどしかありません。

以前、緑の葉に赤い実がなる種類のトウゴマを育てたこともありますが、今は株全体が濃い銅色の、パープルがかったトウゴマを育てています。
庭を作り始めたばかりの頃のマイブームで、銅葉の植物を夢中になって集めたときの名残りです。

数ヶ月で立派なフォーカスポイントに

春の遅めの時期に種を蒔くのですが、それがなかなか発芽しないのです。
「今年はダメだったかぁ」と諦めかけた頃、ようやく芽を出してくれます。

それからというもの、あっという間にすくすくと成長します。そして一年草というのが信じられないくらいの大きさになります。

葉っぱも一枚一枚が大きく、しかも銅葉で目立つということもあって庭の中で異色な存在感を放っています。そのため人に尋ねられることの多い植物No.1です。
まさしく夏から秋にかけての我が庭のフォーカスポイントになってくれています。

種の模様が気持ち悪い?

「花は咲くのか?」と聞かれることも多いのですが、一応咲きます。でもご期待に添えず全く目立たないです。

トウゴマの開花

そして、気づいた時には実になっています。

トウゴマの結実

その実が熟するのを待って来年蒔く分を採取していきます。

トウゴマの実が追熟した様子

房ごと切り取って収穫します。
ひとつひとつの丸い実は、殻に入った種が3つ合わさってできています。
その丸い実を房から外して風通しの良いところで干します。

干していると突然殻から弾け飛ぶ種がでてきます。
その頃を目安に、3つに合わさっている殻付きの種をバラバラにして更に乾かします。

ばらしている作業の途中でも弾け飛ぶ種があるのでびっくりです。
自然界で繁殖するために種を遠くへ飛ばす仕組みが備わっているのかもしれません。

トウゴマの実が乾燥して殻が割れた様子 中に種が入っている

乾いてくると固く閉じていた殻の一部がパカッと開いてきます。その部分を頼りに殻を割って中の種を取り出します。

トウゴマの種 種の模様が独特な様子

取り出した種を手のひらにのせて観察してみてください。これが何とも表現しがたい模様です。クモの腹っぽい模様というのか、虫が苦手な人はゾワゾワしてくること必至です。

その株今は抜けないです

霜が降りると葉はダメになってしまいます。そうなると今期は終わりなので株を切り倒します。
茎の太さによってはノコギリが必須なので準備しましょう。

いつも根元から30センチほど残して切っています。秋は刻々と迫ってくる冬に備えて作業に追われ、庭を縦横無尽に足早に歩き回るので、つまずかないように長めに切っておくのが吉です。

切った株は一応抜けるか試してみるのですが、手強そうな手応えがすぐに感じ取れるかと思います。どれだけ風が強く吹いてもびくともせず、今まで耐え抜いてきた理由がわかるほどです。
全く抜ける気がしないのであきらめて春までそのままにしておきます。
次の春の遅い時期に改めて引っ張ってみると、拍子抜けするくらいにスルッと抜けてきたりします。
抜けない場合はもう少し置いて様子をみることをおすすめします。そのうちスルッと抜ける時がやってきますので。

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